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聖飢魔Ⅱです。(face to ace、RXもあり…) 完全妄想なので、興味のある方のみどうぞ。

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いつも傍に 3
こちらは、以前のHPで2002年5月03日にUPしたものです
 ※シリーズ小説はカップリング小説です。
(基本DxAですが、色々複雑です…スミマセン…/苦笑)
4話完結 act.3

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◇◆◇

「…遅いね、ゼノン…」
 場所を、リビングから客間の寝室に移した二名。
 待ち草臥れたかのように、ルークは小さな溜め息を吐く。その指先で弄ぶ度、彼の漆黒の黒髪が揺れていた。
「エースは…大丈夫だろうか…」
 ベッドの上に腰かけ、つぶやいた声。握り締めたその手が、彼の心を表していた。その刹那、ドアが開いてゼノンが姿を見せる。
「御待たせ」
 心無しか、そう言った表情は優れなくて。
「エースは?」
 そう尋ねたデーモンの声は低く、不安をあからさまにしているのが手に取ってわかるようだった。
「大丈夫、今はゆっくり休んでるよ。催眠状態のままだからね、夢に追われることもない。安らかな寝顔だったよ」
 デーモンを安心させるように、ゼノンは答えた。
「…そう、か」
 ふっと表情を和らげたデーモン。
「今度は、御前の番だよ。デーモン」
 ゼノンはそう言って、僅かに微笑んで見せた。
「…あぁ」
 短く答えたデーモンの声に、ルークも傍に寄って来た。
「とりあえず、横になって。リラックスして良いよ。俺が三つ数えたら、催眠状態に入るよ。夢も見ないから、ゆっくりと眠れるはずだよ。目が覚めた時、すっきりした気分で起きられるから、安心して」
「あぁ」
 横になって目を閉じたデーモンの額に手を置き、そう説明したゼノンに、小さく答える声。
「じゃあ、行くよ…」

 穏やかな寝息が聞こえる。
「さ、ルーク。御前も」
「…うん」
 ベッドの隣に座り込み、そっとデーモンの手を取る。
「ルーク、余り思い詰めない方が良いよ」
 険しい表情のルークに、ゼノンはそう声をかけてやる。
「わかってる…んじゃ、行って来るから」
 短く言葉を返し、ルークはデーモンの手を己の額に押し当て、そっと目を閉じた。


 一時の快楽に身を委ねれば、どれだけ楽だろう。
 どれだけ、今までの不安が安らぐだろう。
 けれど、どうしても踏み込めなかったのは…失うことが、怖かったから。
 失わない為には、踏み留まらなくてはならない。一時の快楽に惑わされてはいけない。
 しかし、どちらが誠の幸福か。どちらを取れば、心の底から満足出来るのか。
 全ては…一筋の不安が、招いた夢。

 張り詰めた意識が、身を切るようだった。その真の心情は、とても切なくて。
 どうすることも出来ない、歯痒い想い。身を委ねることの出来ない想い。その全てが、苦痛だった。
 けれど…それは、正しい道ではなかった。正しい道であれば…誰も、傷付くはずなどなかったはず。
 ならば、何処で…道を、間違えたのだろう…?
 どうして、もっと早く…元の道に、戻れなかったのだろう…?
 全てが、後悔でしかない。
 そして、その後悔が全てを狂わせた。
 歯止めの利かない理性は…お互いを傷つける刃を剥く寸前、だった。

 ふと目を覚ました時、最初に飛び込んで来たのは、彼の姿だった。穏やかな寝顔は、裏側の歪んだ欲望など微塵も見せない。
「…馬鹿だね、あんたは…」
 普通にやってれば、悩むことはないのに。
 小さくつぶやいたその声に、答える者は誰もいない。部屋の中を見回しても、そこにはゼノンの姿はなかった。ただ、彼とルークがいるだけで。
 誰が、悪い訳ではない。それはわかっている。けれど…ならばどうして、みんなが傷付いているのだろう…?どうして…こんなに辛い選択を迫られているのだろう…?
 唇を噛み締めた時、ドアが開かれた。
「あ、気が付いた?」
 入って来たのは、ゼノンとライデン。
「…うん」
 顔を隠すように、小さく答える。僅かに光った瞳を、彼等は見たのだろうか。
「ルーク。デーモンが目覚めたら、話し合おうね。デーモン自身にも、きちんと話した方が良さそうだから…」
 何かを察しているのか、そう言ったゼノンの声に、ルークは頷いた。

 いつも傍に…
 その想いは…先の見えない闇の中にあった。

◇◆◇

 薄明かりが差し込んでいる。
「ゼノン、デーさん起きたよ」
 そっと目を開けると、そう、声が届いた。起き上がってみると、そこには三名の姿があった。
「…エースは、まだ…?」
 思わず、そう尋ねる。
「うん、まだ眠ってる。彼奴が目覚めるまでにね、話があるんだけど…大丈夫?」
 そう、言ったのはゼノン。
「あぁ、大丈夫だ」
 そう答え、デーモンは上体を起こす。するといきなり本題に入った。
「…御免ね…俺がこれから言うことは…デーさんを、傷つける。デーさんだけじゃない…俺たちみんな…心に、傷を負う。それを…予め、言っておくね…」
 そう言葉を紡ぎ始めたライデン。その言葉を放つまでに…どれだけの想いを飲み込んだことか。その眼差しは、エースの心の傷の重さを語っていた。
「エースの不調の元凶は…やっぱり、ガイアだと思う」
「……」
 思わず口を噤んだのは、誰と限定する必要はなかった。
「最初は…単なる嫉妬だったのかも知れない。でも…それが積み重なって、大きな傷になった。勿論、エースの変化に気が付かなかったのは、俺たちみんなの責任。でも…エース自身も、気付かなかったのかも知れない。そして、気付いた時には…もう、戻れなかった。誰が悪いって訳じゃないこともわかってる。ただ…自分を切り捨てると言う手段を選ぶまで、エースは追い詰められていたんだと思う。それが、正しいかどうかなんて関係ない。それしか…出来なかったんだ。デーさんを…愛していたから」
 そうつぶやいた声は、やはりデーモンを責めているように聞こえた。勿論、ライデンとて、そんなことを思っている訳ではないし、デーモンの気持ちも痛い程わかっている。
 ただ…不安で仕方ないのだ。あの、いつものエースの自信も、強靭なプライドも、何もかもが…その心の中に、ほんの僅かにも感じることが出来なかったことが。
 ライデンが感じた不安は、もう取り返しの付かないところまで来ているのではないかと言うこと。
「エースが…この先、何を考えているのか…俺にはわからない。未来は…何も、見えなかった…怖いんだ…エースが…いなくなっちゃう気がして…」
 ぽろりと、堪えていた涙が零れる。
 誰もが言葉もなく、大きく息を吐き出す。
『…どれだけ長い間、一緒にいたと思ってる?気の遠くなるくらい長い間、これからだって一緒にいると言っただろう?…』
 そう言った時のエースの姿が、デーモンの脳裏に甦っていた。
 信じていると、そう言いたかったのだろう。
 僅かでもそれを裏切ったのは誰だ?何を、犠牲にしようとしていたんだ?
 その胸の罪悪感は、あの時から途切れたことなどなかった。
 許して貰おうと思っていた訳じゃない。ただ、その苦しみを、今まで少しも癒してやることが出来なかったことが、口惜しくて。
 口を噤んだデーモンの姿に、辛そうに目を伏せた一名がいた。
「…苦しんでるのは…エースだけじゃないじゃん」
 突然、そう言った声。その声に、皆の視線が注がれる。
「デーさんだって…辛いんだよ。わかってるでしょ?だから、夢に魘されるんじゃないかっ…デーさんが見てたのは…」
 赤い、夢だったよ。
 そう、つぶやいたルークの声。それはまさしくエースの色。思い詰めていたのは、デーモンも同じこと。
「責めてる訳じゃないよ。ただ、俺は…」
「…もう良い。御前の言いたいことは、わかってる」
 焦って言いかけたライデンの言葉を遮ったのは、他の誰でもない。デーモン、その悪魔。
「御前がそんなつもりで言ったのではないと言うことは、ちゃんとわかっている。悪かったな、嫌な思いをさせて」
「…デーさん…」
 デーモンの声が、酷く悲しそうに聞こえたのは、気の所為じゃない。誰よりも辛いのは、デーモン自身なのだ。なのに彼はその顔に微笑みを見せた。
「ルークも…そんなに、悲観しないでくれ。御前が吾輩の何を見て来たのか、吾輩には凡その見当は付く。しかし、それは吾輩の問題であって…」
「でも、あんただってずっと苦しんでたんだろ!?自分が我慢すればそれで良いって、そう言う問題じゃないでしょうよ…っ!はっきり言えば良いじゃないかっ!失うのが怖かったから、求められなかったって…っ!」
 悲痛な眼差しを浮かべ、ルークは思わずそう口走る。苦しげな表情は、その胸の全てだった。ただ同じ苦しみを抱えているデーモンと違ったのは、それを口に出して言う勇気と言う名の強さを明らかにしただけで。
「…らしくないよ、そんなに取り乱すなんて」
 心配そうな表情を浮かべ、口を開いたゼノン。その言葉に、胸に溜まった想いを吐き出すかのように、ルークは矢継ぎ早に言葉を放つ。
「らしくないって、何だよっ!俺がいつもあんたみたいに全てを押し殺して冷静でいられるとでも、思ってた訳!?」
「そう言う意味じゃなくて…」
「じゃあ、どう言う意味だよっ!あんたは、全てを押し殺すのがホントの強さだって言う訳!?己の欲望さえ歪めてしまうのが、ホントの想いだって言う訳っ!?自分自身を追いつめて、苦しめることが正当だって!?本気でそう思ってる訳っ!?」
「ルーク」
 思わず、口を挟んだのは、当事者デーモン。その悲しげな眼差しを向けられ、ルークも多少の落ち着きは取り戻していた。
 大きく息を吐き出し、気持ちを宥めたルークは、再びその眼差しを上げた。
「あんたたちの思いがわからない訳じゃない。だた、デーさんのことだって真剣に考えてよ!デーさんだって、悩んでるんだから。エースのことばっかりじゃなくて…っ!」
「やめろ、ルーク。それ以上、何も言うな」
「デーさん…っ!」
 デーモンはルークの腕を掴んで、首を横に振り、その言葉を押し留める。
 けれど、本気で押さえているはずのその力は…悲しいほど、弱々しくて…涙が出るくらい…切なかった。
 こんなにも衰弱して来ているのに…どうして、それをわかってくれないのだろう…。
 唇を噛み締め、涙を堪えるルークの頭を、デーモンはもう片方の手で優しく宥めるように撫でる。
「…吾輩は、大丈夫だから…」
 優しく宥める言葉に、ルークはデーモンの肩口に、隠すようにその顔を埋めた。
 そんな、ルークの辛そうな姿を前に、ゼノンは大きく溜め息を吐き出す。
「…御免ね、ルーク…御前の気持ちは、ちゃんとわかってるよ。でも…デーモンはまだ、自分を保てるだけの気力がある。だけど、エースは…もう、危ういところにいるんだ。だから…今優先しなければならないのは、エースなんだ。あの姿を見て、御前だってわかってるはずだよ?」
 ルークを宥めるかのように、ゼノンは柔らかな口調で、そう言葉を紡ぐ。
「わかってるけど…」
 小さくつぶやいたルーク。けれど、顔を上げることは出来ない。
 エースを優先させると言う気持ちは、当然痛い程わかっている。わかっていなければ、こんなに口調を荒げることもなかっただろう。
 ただ今は…目の前にある事実をなし崩しにして、エースだけを優先してしまう訳にはいかないのだ。
 事態が深刻なのは、どちらも同じことなのだから。
 デーモンが止めても…自分が口を開いて、伝えなければ。
 ルークは顔を上げ、ゆっくりと口を開いた。
「エースさえ助かれば…それで全てが丸く納まると…本気で思ってるの?」
「ルーク…?」
 思わず口を吐いて出た言葉に、ゼノンもライデンも息を飲んだ。
「…やめろ、ルーク」
 デーモンだけは顔色一つ変えず、再びルークを制する。
「…やめない。俺は、この先にある未来を…知ってるもの」
 デーモンを真っ直ぐに見据えた、黒曜石の瞳。それは…もう、デーモンにも止められるものではなかった。
 大きく溜め息を吐き出すデーモンを前に、ルークは口を開く。
「何が大切で、何が優先かなんて…そんなこと、単なる言い訳じゃない。これは、エース一名の問題じゃない。そうでしょ?どうしてそれがわからないんだよ」
「わかってるよ。わかってるから、まずエースの生命を…」
「あんたたちは、エースの生命さえ助かれば、後はどうにでも出来ると思ってるかも知れない。でも、デーさんとエースと、何処に違いがあるってのさ!気力を保てるから?そんなの、微々たる差じゃないか。あんたたちの知らないところで、デーさんがどれだけ苦しんでると思ってるの?どっちも心に大きな傷を受けているのは同じじゃない。現実は、天秤にはかけられないはずだよ」
「ちょっと、ルーク……」
 再び興奮したルークの感情の意図がわからず、ライデンも困ったように口を挟んだ。
「…忘れたの?あの悪魔(ひと)は…彼のルシフェルは…自分の欲望を歪めて、自身を追い詰めて死んだんだ…俺の、所為で」
 思わず零したつぶやき。その切なそうな言葉に、誰もが口を噤んでいた。
「…自分を追い詰めて、傷付けて…想いを歪めた結果が、自己崩壊だよ。俺が、魔界へ降りたから…でも、それを一言も責めなかった。ただ、自分の想いを歪め、傷付けることで、生きると言う自分の当たり前の欲望を押さえつけたんだ…自分で死を選んだんだ!残される者たちの気持ちも、何にも考えないで…っ!」
「ルーク…」
「このままじゃ…その二の舞になるのは目に見えてる。そしてその時、俺たちは後悔するんだ。こんなはずじゃなかった、って。それがわかっているのに…見過ごせって?ふざけんなよ…っ!俺たちは、何の為にここにいるんだよ。仲魔を、助ける為にいるんじゃないの?」
「そうだよ。だから、エースを助けるんだ」
 いつになく、強い口調でそう言い放ったゼノン。
「…俺だってわかってるよ、ルーク。意地悪して御前に反論している訳じゃない。勿論、エースとデーモンの生命に優劣をつけてる訳でもない。俺は…医者として…仲魔として、護りたいんだ。エースのことも、デーモンのことも。だから…」
「だからって…っ」
 ルークが声を上げた時。
「もう良いだろう、ルーク」
 再び、デーモンが口を開く。
「ゼノンだって、闇雲に言ってる訳じゃない。色々考えた末の判断だ。吾輩は、大丈夫。何とかなる。だから…納得してくれ。今は…ゼノンの言う通りにしてくれ。頼むから…」
「…デーさん…」
 ルークに向け、頭を下げるデーモン。その姿に、ルークは大きく息を吐き出す。
「やめてよ…デーさんにそんなことさせる為に…俺は、話してるんじゃない。だって、そうでしょ?何で、何にも言わないのさ…?何で…黙ってるのさ…」
「吾輩は…自業自得だから、だ」
「…自業自得…」
 デーモンは、大きく溜め息を吐き出す。
「全部…吾輩の責任だろう?エースを傷つけたのは、他の誰でもない。吾輩だ。ライデンが言っていた通り…ガイアのことがきっかけなら…それは確実だろう?幾ら戻って来たとは言え…エースを、裏切ったんだ。エースは…吾輩を許してはくれない。多分、この先一生。それはそれで…自分で撒いた種だから、仕方がない。だから…吾輩のことは、良いんだ。今は…エースを優先してくれ。彼奴が助かるのなら…吾輩は…身を引くから…」
 ずっと…考えていた答え。
 自分がいることで、エースが傷付いていくのなら…いない方が良い。そうすれば…
「…駄目だよ。そんなの」
 その言葉を放ったのは、ずっと黙っていたライデン、だった。
 その目に…一杯の、涙を溜めて。
「エースは…あんたじゃなきゃ、駄目なんだよ。わかってるでしょ?何で…そんな結論を出そうとするのさ…仕方がないだなんて、言わないでよ!自分で撒いた種なら、ちゃんと刈り取りなよ!最後までちゃんと…エースの傍にいてあげなよ…それが、責任ってもんでしょうよ…っ!」
「…ライデン…」
「…俺…デーさんが大好きだよ。エースも大好き…ルークも大好き…ゼノンも…ダミ様も…大好きだよ。今まで、みんなで力を合わせて頑張って来たじゃない…何で…今になって、それが崩れちゃうのさ…一生許して貰えないことが何だよっ。それくらいで弱音吐くなよ…っ!」
 デーモンの目を真っ直ぐに見つめ、背けることのない、真っ直ぐな気持ち。
「…勇往邁進…地で行きなよ…それが、デーさんでしょ…?」
 零れる寸前の涙を袖口で拭い、ライデンは大きく息を吐き出した。
 その姿に、デーモンは小さく笑いを零す。
「…勇往邁進…か。ずっと…そうして来たのにな。どうして、今頃躊躇うんだか…」
 ライデンの言葉に、ほんの少しだけ元気が出た気がする。
「御前は…いつもそうだな。前向きで、ストレートで…自分に、嘘をつかない。御前が、羨ましいよ」
「…俺に、その生き方を教えてくれたのはデーさんじゃないか…」
「…そうだな。でも…吾輩には…難しかったな。御前のように…素直になれなかった。素直に自分を曝け出すことは…吾輩には、無理だ…」
 軽く微笑みながら、溜め息と共にそう零したデーモン。
「…出来るよ、今からだって…」
 つぶやいたゼノンの声。
「前に進めるかどうかは…迷ったことを後悔だと思うか、経験の積み重ねだと思うか。その差じゃないかな…」
「…そうかも…知れないな…」
 ゼノンの言葉に、デーモンは大きく息を吐き出す。
「エースを満たせるのは…御前しかいない。まだ、間に合うんだよ。だからもう一度…前を、向いてくれないかな…ルークの気持ちも、良くわかる。でもやっぱり…俺は、それしか言えないんだ…」
----御免ね…。
 全て…大切な、仲魔の為に。
 その気持ちは、誰もが痛いほど良くわかっていた。
「…まぁ…この期に及んで、恨まれることが多少増えようが…大差はない、か…」
 大きく息を吐き出すと、デーモンはベッドから降りて立ち上がった。
「…デーさん…」
 心配そうに見上げるルークの眼差しに小さく笑い、その肩をぽんと一つ軽く叩く。
「…エースの顔、見に行ってくるな」
 エースを失わない為に、今自分に出来ること。精一杯のことをして、駄目だったならば諦めも付く。
 踵を返した背中を見つめる視線を感じながら、デーモンはエースの部屋へと向かっていた。
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如月藍砂(きさらぎ・あいざ)
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自己紹介:
がっつりA宗です。(笑)
趣味は妄想のおバカな物書きです。
筋金入りのオジコンです…(^^;
但し愛らしいおっさんに限る!(笑)
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