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聖飢魔Ⅱです。(face to ace、RXもあり…) 完全妄想なので、興味のある方のみどうぞ。

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かがやきのつぼみ~X~ 前編

第四部"for CHILDREN" (略して第四部"C")

こちらは、以前のHPで2004年10月30日にUPしたものです。
第四部は徐々にオリキャラメインとなりますので、御注意ください。
興味のある方のみ、どうぞ。(^^;

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◇◆◇

 その日の魔界は、とても良い天気だった。
 父親であるゼノンに連れられてやって来たゼフィーは、その現状に身体を堅くしていた。
 彼らがいるところは、大魔王陛下の執務室。そして、ゼノンが大魔王陛下に、ゼフィーが魔界へ降りる為の許可を貰えるよう、話をしているのだった。
「…そう。まぁ、事情はわかっていたからね。話は前々から聞いていたしね」
 大魔王陛下はそう言って、その眼差しをゼフィーへと向けた。
 その眼差しは、まるでゼフィーを観察するかのように、頭の先から爪先までじっくりと眺めている。当然、見られているゼフィーは極度の緊張状態。無意識に掴んだゼノンの服の裾を、皺が残るくらいきつく握り締めているのだった。
「…ほら、緊張しているじゃないか。魔界は怖いところだとか、大魔王はとても恐ろしいだとか、御前がくだらないことでも吹き込んだんだろう?」
 不意に、大魔王が笑い出し、ゼノンに向けてそう言葉を放つ。
「馬鹿を言わないで下さい。何処の誰が、自分の子供に余計な恐怖心を植付けようって言うんですか…」
 呆れたような表情を浮かべ、そう返すゼノン。まるで友達同志のようなその姿が実に自然で…ゼフィーは思わず、ゼノンの顔を見上げていた。
 魔界の大魔王陛下と言えば、雷神界の雷帝陛下よりも格は上だと聞いている。所有する国の規模も、軍事力、情報所有量を含めた戦力たるものも、雷神界とは比にならないはず。その一国の王たる大魔王陛下と、こうも気さくに話しが出来る父親の存在が、不思議でならないのだ。
 大魔王は執務椅子から立ち上がると、ゆっくりとゼフィーの前までやって来る。そしてその目の前に腰を落として視線を合わせる。
「私は大魔王のダミアンだ。宜しくな」
 大魔王陛下はそう言って、にっこりと微笑んで見せた。
「…ゼフィー…ゼラルダです…宜しく御願い致します…」
 ゼフィーも緊張しながらも、自分の名を告げると、深々と頭を下げる。当然、その声は震えている。だが、その直後、ふとゼフィーの頭の上に載せられた暖かい掌の感触に、思わず顔を上げた。
「昔…ライデンがやって来た時と、良く似ているよ。まぁ、ライデンは一応オトナだったから、君の方がもっと小さいけれどね」
 くすっと笑って、ゼフィーの頭を撫でる大魔王陛下、ダミアン。それは、不思議な安堵感を感じさせた。
 とても柔らかくて、優しい微笑み。それは…どう言う訳か、父王の笑顔と重なって見えた。
 ぼんやりとするゼフィーをよそに、ダミアンとゼノンはまだ話を続けていた。
「…で?暫く御前の屋敷に住むのかい?」
 問いかけるダミアンの声に、ゼノンは僅かに口を噤んでゼフィーを見下ろした。
 見た目からは、まだ幼い我が子。けれど、彼の運命の歯車は回り始めてしまったのだ。だから、もうゼノンが横から手助けをする訳にはいかない。ゼフィーもその覚悟を決めて、魔界へとやって来たのだから。
「…いえ…なるべく早く、士官学校の寮に入れるつもりです。もう、独り立ちしなくてはいけませんから。手続きはこれからですが」
「そう。それなら、士官学校の方はこちらから手を廻しておこう」
 そう言って、ダミアンは再びゼフィーへと視線を落とす。
「良いかい、ゼフィー。これから、君はゼノンの子供ではいられなくなる。書類上は外界でゼノンに保護されたことになるだろうね。ゼノンは保護者には変わりないが、君の父親ではない。そのことは、理解している?」
「…はい。一応…話は聞きました。僕の…将来の為には、父上たちの子供だと言うことが解らない方が良いと…」
 それは、ゼフィーが発するには、苦しい言葉。けれど、それが現実。彼にとっては、それだけが彼の将来を護る為の確かな防御策なのだ。
「そうだね。君が将来、自分の力で生きて行こうと思うのなら、それが一番良い手段だと思うよ。君は運良くゼノンの血筋を受け継いだようだから、魔族の扱いになる。雷神界でも苦はなかっただろうが、魔界の方がは君の生育には適しているとは思う。だが、ゼノンの子供だと言うことが知れ渡れば、君は周囲から"そう言う目"でしか見られなくなる。君自身の実力を評価されなくなる可能性が高いからね。情報の厳守に、十分気を付けるんだよ」
 ダミアンは、ゼフィーの頭を撫でてやる。そうしながら、ゼノンへと視線を向け、ゼノンにだけ聞こえるように、小さくつぶやいた。
「…色んな意味で狙われないように、十分気を付けてやるんだよ」
「……はい」
 その言葉の意味は、ゼノンにも良くわかっていた。
 士官学校では、外部から狙われる心配は殆どない。けれど、内部となれば話は別である。
 学校内は、精神的にも肉体的にもまだ"オトナ"に成り切れない"コドモ"たちが集まっている場所である。ほんの些細なことが、嫉妬や妬みの対象になる。その捌け口として狙われる可能性は、誰しもあることなのだ。
 外部の圧力が及ばない以上、それは自分自身で対処するしかない。ゼノンは元来の血筋からの凶暴さ故に警戒されるべき"鬼"の種族だった為、本魔にそのつもりはなくとも警戒され、狙われることはなかった。ほぼ同時期に士官学校に在籍していたデーモンやエースは、元来の警戒心の強さもあり、深く他と関わろうとはしなかった。そのおかげで危険を免れていた可能性は高い。そして気力と忍耐力も必要であることは、士官学校を卒業したゼノンにもまた、良くわかっていることであった。
「…まぁ、せめてもの守り刀を用意したからね。丸っきり手が出せないと言う状況ではないから」
 ゼノンに向けて、にっこりと微笑むダミアン。その真意がわからないゼノンも、言っている意味がまるでわからないゼフィーも、ただその微笑を見ているだけで。
 真意は…ゼフィーが士官学校に入るまで、ゼノンにも伝えられなかった。

 ダミアンとの謁見の後、ゼフィーはゼノンに連れられて初めてその私邸へとやって来ていた。そしてそこには、ゼノンの仲魔だと言う男たちも集まっていた。
「は…初めまして……ゼフィー・ゼラルダです…」
 緊張の表情で頭を下げるゼフィーに、男たちはくすくすと笑った。
「あぁ、初めまして。吾輩は、副大魔王のデーモンだ。宜しくな」
 そう口を開いたのは、黄金の髪の悪魔。そしてその隣にいた悪魔たちも口を開く。
「俺は、情報局長官のエース。宜しくな」
「俺は、軍事局総参謀長のルーク。宜しくね」
 彼らは一様にくすくすと笑っている。けれどゼフィーは、彼らが口にした身位が只事ではないとわかったこともあり、唖然としている。魔界の上層部ばかりが集まっている。そして、ゼノンととても親しい。
 雷帝の伴侶だと言う時点で、一介の悪魔ではないことはわかっていたが…こうして実際に魔界へ降り、初めてその状況に接したゼフィーには、驚きの連続なのは当然だった。
「本当は、初めましてじゃないんだよ。御前が生まれたばかりの頃に、みんな雷神界に見に来たことがあるからね」
 くすくすと笑うゼノンが、ゼフィーにそう声をかける。
「まぁ、覚えていなくても当然だよね。あの赤ん坊がこんなに大きくなったんだもんね~」
 そう言ってまだ笑っているのは、ルークと名乗った青い紋様を戴いた悪魔。そしてその話の矛先は、先程最初にゼフィーに声をかけたデーモンと、その隣の赤き悪魔エースへと向けられた。
「デーさんたちはホントに子供いらないの~?」
「煩いな~…今は関係ないだろう?」
 ルークの問いかけに、エースは軽く睨んでみせる。その姿を、デーモンはくすくす笑って見ている。
 そんなやり取りが、実に自然で。雷神界とはまた違った世界。そこが、ゼノンが生きて来た世界なのだと、ゼフィーも感じ始めていた。
 そしてそこが、自分がこれから暮らして行く場所なのだと。
「…これから士官学校に入るんだろう?」
 勝手に盛り上がっている他の悪魔たちを横目に、エースがゼフィーにそう声をかけた。
「…はい。手続きが終わったら、士官学校の寮に移ります」
 隣に立つと、父親たるゼノンよりも背が高い。必然的にゼフィーは上を見上げるカタチとなる。それでは辛いだろうと察したエースは近くのソファーへと腰を下ろし、ゼフィーを隣へと座らせた。
「士官学校に入ったら、そこはゼノンの目の届かない場所だ。まぁ、最初から恐怖を感じるような所ではないが、そこでどう成長するかは御前次第だから。強くなりたいのなら、それなりの努力は必要になる。だから今のうちに、覚悟は決めておいた方が良い」
「…はい…」
「…俺たちは…あぁ、ルークは別だが…ゼノンもデーモンも俺も、みんな士官学校を卒業した。多分みんな、その中で色々な経験をして、それが今の俺たちの根本にあるんだと思う。強くなりたいと願う気持ちも、成体になると言う現実も、これからの御前が歩んで行く道だ。だから…」
----頑張るんだぞ。
 そう言って、ゼフィーの頭の上に乗せられた手。それは、昼間ダミアンにして貰ったのと同じくらい、暖かくて、優しい感触だった。
 ゼフィーはじっと、エースの顔を見つめていた。
 エースの琥珀色の眼差しがそっと細められ、彼が微笑んでいるのがわかった。
----…大魔王陛下も、副大魔王閣下も、情報局の長官も、軍事局の総参謀長も…みんな俺やゼノンの大事な仲魔だから。きっと、御前のことも護ってくれる。だから、心配しないで行っておいで…
 そう言った父王の言葉が甦る。
 今ならば、その言葉の意味がわかるような気がした。
「…有難う…ございます」
 ゼフィーは、魔界に来て初めて微笑んだ。
 その姿を、ゼノンもデーモンもルークも、勿論隣にいたエースも、安心したような微笑で見つめていた。
◇◆◇

 その夜。
 ゼノンの仲魔がみんな帰った後、ゼフィーはある部屋に通された。
「前は一応ライデン用に用意した部屋だったんだけどね。ここにいる間は御前の部屋だから。自由に使って良いよ」
 ゼノンの言葉に、ゼフィーは部屋の中をぐるっと見渡した。
 雷神界でゼフィーが過ごしていた部屋と良く似ているが、そこにあるベッドは一つ。つまり、これからは一悪魔で眠らなければならないのだ。
「…ねぇ、父様…」
 ゼフィーは、自分の背後に立っている父親を振り返る。
「何?」
 不安そうに見上げるゼフィーの姿に、ゼノンも思わず問いかける。
 すると。
「…今日は、父様と一緒に寝ても良い…?明日からは、一悪魔で寝るから…」
 その言葉に、ゼノンは一瞬きょとんとした表情を見せ…そして、くすっと笑いを零した。
「良いよ。この屋敷にいる間は、親子だからね」
 くすくすと笑いながらも、今までそんな姿を見せたことがなかったゼフィーの思いがけない姿が嬉しかったりもするのだ。
「枕を持って、俺の部屋においで。ベッドも広いから」
「うんっ」
 にっこりと微笑むゼフィー。
 父親らしいことをほとんどしてあげられなかったと言う負い目を感じていたゼノンにとっては、思いがけなく父親の役目を果たせると言うもの。自然と笑いも零れる。
 枕を持ってゼノンの後を追いかけて来たゼフィーも、ゼノンのそんな姿を見たのは初めてだった。
「僕、何か変なこと言った…?」
 ずっと笑っている父親の姿に、怪訝そうに眉を顰めたゼフィー。けれどゼノンは、にっこりと微笑んで見せた。
「ううん。一緒に寝ても良い?って聞かれて嬉しかっただけ」
「…そうなんだ…」
 そんな些細なことが嬉しいだなんて、ゼフィーも驚きだった。けれど、喜んで貰えてゼフィーも嬉しかったのだから、それで満足なのだ。
 ゼノンの案内で、寝室へとやって来たゼフィー。その部屋のベッドは、彼の部屋のモノよりも大きく、ゼフィーが一緒に寝ても何ら問題はなかった。元々ライデンも一緒に寝ていたベッドなのだから、当然と言えば当然なのだが。
 何はともあれ。その晩、ゼフィーはゼノンの隣に丸くなり、ぐっすりと眠ったのだった。
 それを見届けたゼノンは、そっとベッドから抜け出すと、雷神界に連絡を取る為に隣室へと移動する。
 そして暫しの後、雷神界との回線が繋がると、見慣れた伴侶の顔が画面に現れる。
『どう?ゼゼの様子は』
「うん、緊張はしてたみたいだけど、今は眠ってるよ。俺のベッドでね」
 くすくすと笑うゼノンの姿に、ライデンもくすくすと笑いを零す。
『あんたのベッド、寝心地良いからね。懐かしいな~』
「たまには遊びにおいで。みんな待ってるよ」
『ララがごねてるうちは無理だよ。一緒には動けないし、置いて行くなんて以ての外、だもの』
「それもそうだね」
 親離れも子離れもまだ先のようである。
「…それはそうと、ララはどう?」
 話題に出たもう一名の我が子の様子を問いかけると、ライデンは苦渋の表情に変わった。
『一日拗ねて泣いてたよ。俺も仕事があるからずっと付いてる訳にも行かないしさぁ、シーラに頼んだものの、一日泣き止みませんでした、って報告だもの。一応、明日から官吏を付ける予定ではいるけど…あの分じゃ、これから先が思いやられるって言うかさぁ…大丈夫かなぁ、って心配になるわ』
 そう零すライデンに、ゼノンは小さな溜め息を吐き出す。
「仕方ないよね。ララの意思は関係なく、引き離された訳だもの。官吏を付けたって、すんなりは行かないだろうから、暫くは様子を見るしかないよ。そのうち落ち着くと思うけど…」
 今は、時間が傷を癒してくれるのを待つしかないのだ。それはライデンも重々承知はしているはず。けれど、初日からこれなのだから、溜め息を吐き出したくなる気持ちもわからないではない。だからこそ、ゼノンもいつまでも浮かれている訳には行かないのだ。
「ゼゼが士官学校に入って落ち着いたら、また様子を見に行くよ」
『うん。そうしてやって。俺もちょっと忙しくて、ゆっくり相手もしてやれないから…』
 多忙な雷帝陛下なのだから、昔のようにのんびりしていられないのが現実。
「…そう言えば、ダミアン様の所に行った時に、ゼゼが士官学校に入る時に守り刀を用意したから、って言っていたんだけど…何か聞いてる?」
 昼間、大魔王の執務室で聞いた話を思い出して問いかけるゼノンに、ライデンは首を傾げる。
『守り刀?知らないよ?俺は何も聞いてないし…』
「そう。なら良いけど…ゼゼが入るまで教えてくれないみたいだし…」
『相変わらずサプライズ好きだよね、ダミ様は。俺が修行に行った時だって、デーさんが副大魔王に昇格したこと、教えてくれなかったんだもんね。まぁ、悪いようにはしないでしょう』
 くすくすと笑うライデン。自分自身も体験したサプライズを思い出しているのだろう。見守る方としては、心配この上ないのだが…相手が大魔王であるが故に、諦めるしかない。
「入学手続きは、ダミアン様が取ってくれるって。明日は書類を出して来なきゃいけないしね。当分落ち着かないかな」
『御互い頑張ろうね』
 まさに前向きなライデンらしい発言に、ゼノンも苦笑していた。
「俺よりも、御前の方が大変なんだからね。体調崩さないように気をつけて」
『うん。わかってるって』
 にっこりと微笑むライデン。その笑顔に、今夜は安眠出来そうだと、ぼんやり考えていたりするゼノンであった。
「じゃあ、もう遅いからそろそろ切るね」
『うん。じゃあ、御休みね~』
 にっこり笑って手を振る二名。
 そして回線が切れると、小さな欠伸が一つ。ゼフィーだけでなく、ゼノンもまた少なからず緊張していたのだろう。
「…やれやれ」
 小さな苦笑と共に、ゼノンは自分の寝室へと戻る。そして、ぐっすりと眠っている我が子の隣へと潜り込むと、直ぐに眠りの中へと落ちて行ったのだった。


 淡い夢の中で、名前を呼ばれたような気がした。
 それが、誰なのかはわからない。ただ、自分の名前であることは確かなのだろうと思っていた。
 思わず、手を伸ばす。けれどもその手は、ただ空を掴んだだけ。
 不安に駆られ、涙が零れる。
 ここは、何処なのだろう…?
 何処に行けば良いのだろう…?
 それすらも、わからなくて。
 ただ、涙が零れるだけで…。
----ココハ、ドコ…?
 つぶやいた声は、淡い光の中に消えた。

「…ゼゼ…?」
 その声に、ふと我に返る。ゆっくりと目を開けてみれば、心配そうに見つめるゼノンの瞳がある。
「…大丈夫?魘されてたみたいだけど…」
 そう言いながら、ゼノンはゼフィーの頬をそっと拭った。その時初めて、ゼフィーは夢を見て泣いていたのだとわかった。
 まだ、夜明けには早い。だが、薄暗い部屋の中でも、隣に眠っていたはずの父親の心配そうな瞳はわかった。
「…父様…」
 小さく呼びかけ、その腕の中へと顔を埋める。その背中をそっと包みながら、ゼノンは小さな吐息を吐き出した。
「大丈夫だよ。ここは、御前が帰って来ても良い場所だからね。心配いらないよ」
「…うん…」
 その温もりを、忘れずにいよう。迷った時には、それを思い出せるように。
 帰る場所を、忘れないように。
 暖かな温もりに包まれ、ゼフィーは再び眠りに落ちていた。
 
 そして数日後、ゼフィーは士官学校の入学を迎える。そして、自分の足で歩き始めるのだった。
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趣味は妄想のおバカな物書きです。
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